HTTP3 でpub-subとMQTT-over-QUICの比較をIoTの観点から行った論文の備忘録です。 IoTという文脈で、ネットワークエミュレータに遅延と帯域を設定して、性能(最初のデータが到達するまでの時間、通信終了までの時間やスループット)、ネットワークへのオーバーヘッド(バイト量とパケット数)、リソースの使用状況(CPU使用率、RAM使用量)、の3つを比較しています。 性能面では、H3 pub-subのほうが優れた結果が得られていますが、ネットワークのオーバーヘッドやリソースの使用状況はHTTP3 pub-subのほうが MQTT-over-QUICよりも多くのリソースを使用する結果となったようです。 これらの結果から、IoTという文脈を考えた場合、トレードオフが存在しているということを示唆しています。 元論文は下で読めます。 arxiv.org 実装について H3 pub-s