昔に比べて、1人っ子が多くなり、少子化が進みました。そんな家庭の子供は、学校に入る前は、親の注目を一身に受けています。自分が要求したら、大抵の親は100%意識を向けてくれるわけです。ところが学校では、何十人もクラスメイトがいるので、先生は自分だけを見てくれるわけではありません。認めてもらおう、褒めてもらおうと思っても、なかなか褒めてもらえない。じゃあ、ちょっといたずらをしてでも気を引こう、ということになることがあります。 同様のことが会社でもあるかもしれません。例えば、懸命に勉強して秘書検定に受かって、がんばって一流企業に入って、「社長は私のこと、見てくれるかな」と期待する。でも、全然気にしてくれない。すると「何よ!」となって、困った行動をとる、というような感じです。 第1段階──不適切な行動で注目を集める 例えば、授業中にペンでカツカツ音を立てる子がいます。これは、ペンで音を立てること自