MQTTとは ”Message Queue Telemetry Transport” の略で、パブリッシュ/サブスクライブ型の非常にシンプルで軽量なメッセージングプロトコルです。制約のあるデバイスや、低帯域幅、高レーテンシー、または信頼性の低いネットワーク向けに設計されています。 その設計原理は、ネットワーク帯域幅とデバイスリソースを最小限に抑えつつ、メッセージ配信の一定の信頼性を確保する、というものです。 これらの原理は、M2M (Machine-to-Machine) や IoT (Internet of Things) といったデバイス同士が接続される世界においても、また帯域幅とバッテリー消費が鍵となるモバイルアプリケーションにとっても理想的なプロトコルであると言えます。 MQTTは1999年に、IBMのAndy Stanford-Clark博士と 、Arcom (現Eurotech