航空宇宙産業などを標的とする新たな電子メール攻撃が、機密情報を窃取するマルウェア「Sykipot」の新たな亜種を拡散していると、セキュリティ企業AlienVaultの研究者らが警告している。 AlienVault Labsのマネージャーを務めるジェイム・ブラスコ(Jaime Blasco)氏は7月2日、「過去数週間にわたって実行されてきた新種のSykipot攻撃を確認した。この新しいSykipot攻撃と以前の攻撃にはいくつかの相違点がある」と、ブログに記している。 同氏が7月4日に述べたところによれば、100%の確証は得られないものの、これらの攻撃元が中国であることを示す手がかりがあるという。 新たな攻撃では、「Adobe Reader」や「Microsoft Excel」「Internet Explorer」の脆弱性を突いてSykipotをインストールする悪質なファイルをメールに添付する