JR東海は、東京−名古屋間のリニア中央新幹線の始発駅をJR品川駅とする方針を固めたが、JR東日本の東北、長野新幹線などからの乗り換えは不便になる。東京駅の地下が満杯なことや羽田空港とのアクセスなどが理由とみられが、JR東海は、品川駅を東京のターミナルと位置づけており、JR東への対抗意識も透けて見える? 始発駅は、品川駅の深さ数十メートルの地中に長さ約1キロの空間を堀ってつくる方向。JR東のターミナルである東京駅からは山手線に乗り換えてアクセスする必要がある。東京−名古屋をわずか40分で結ぶリニアだが、乗り換えに時間がかかると魅力も低下しかねない。 JR東海は2003年に開業した東海道新幹線の品川新駅との連絡を重視。トラブルによるリニアの運休などの際に、スムーズに乗客が東海道新幹線に移動できるようにするという。