2022年3月、Schneider Electricの無停電電源装置「APC Smart-UPS」に遠隔から不正アクセスおよび不正制御を可能とする複数の脆弱性が存在することが明らかになった。この脆弱性を悪用されると、遠隔から無停電電源装置(UPS: Uninterruptible Power Supply)を物理的に破壊される危険性があるとされており注意が必要。影響範囲の広さやサイバー攻撃の結果もたらされる被害の深刻さが懸念される脆弱性であり、「TLStorm」という名称で呼ばれている(参考「2,000万超の無停電電源装置「APC Smart-UPS」、リモート攻撃で物理破壊の恐れ | TECH+」)。 TLStormを発見したArmisは5月3日(米国時間)、「TLStorm 2.0 - Armis」において、TLStormと同じ設計上の欠陥に起因する5つの脆弱性を発見したと伝えた。Mo