5日に発売された「2016年版三重県民手帳」で、地図中の伊賀市と名張市を逆に表記する誤りがあった。購入者からの指摘を受けて県が6日、発表した。県は13日以降、修正用のシールを配布する。岡本栄・伊賀市長は「信じられない」などとする怒りのコメントを発表した。 誤りがあったのは、手帳後半の資料編の中にある「三重県の市町紹介」の冒頭に添えた県内の地図。29市町の境界と市町名を記載しているが、伊賀市と名張市が逆になっている。県統計課によると、手帳は県印刷工業組合が作製し、県職員が原稿を校正したが、誤りに気付かなかったという。 13日以降、購入者には手帳の購入と同時に修正シールを渡す。すでに購入した人には購入先の書店や、津市広明町の県印刷工業組合で修正シールを配る。 岡本市長はコメントで「県が基礎自治体の名称を取り違えるとは信じられない。県の伊賀地域に対する認識がこのようなものかとあきれるばかり」と述