内閣府の原子力安全委員会(班目春樹委員長)は8日、1996年以前の議事録や会議資料について、ホームページで公開する方針を決めた。東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、過去の審議経過などの公表が必要と判断した。 同委員会では96年末に、非公開の審議を除き議事録などを原則公開としたが、それ以前のものについては扱いを決めていなかった。 事務局によると、公開されるのは同委員会の本会議のほか、専門部会、専門審査会の議事録など、保存されている全資料で、ファイル数千冊分。議事録での発言者名や、核物質防護上、重要な情報などは原則として非公開とする。