「写真を消して」。スマートフォンやソーシャルメディアで「過去」のコンテンツを削除しようとユーザーが殺到している。しかも切迫した状況の中で――。 舞台はアフガニスタンだ。 イスラム主義勢力タリバンが権力を掌握した同国では、「反体制派狩り」や、米国が支援した前政権の関係者らの「ブラックリスト化」が始まっていると報じられる。 その手がかりとして危険性が指摘されているのが、ソーシャルメディアに残された写真などの、米国や前政権との関係の"証拠"となりかねないコンテンツだ。 タリバンはすでに市民のスマートフォンのチェックを始めている、という。 ソーシャルメディアも、コンテンツの一括非表示ができるボタンの提供など、ユーザー支援に乗り出す。 一方でタリバンは、国内外の世論へのアピールにソーシャルメディアを駆使。 ソーシャルメディア側は規制強化の姿勢を見せるが、タリバンはそれをくぐり抜け、活発な情報発信で攻