季節は秋。相変わらずの日常を過ごしていたハルユキだが、校内一の美貌と気品を持つ少女≪黒雪姫≫との出会いによって、彼の人生は一変する。少女が転送してきた謎のソフトウェアを介し、ハルユキは≪加速世界≫の存在を知る。それは、中学内格差(スクールカースト)の最底辺である彼が、姫を護る騎士≪バーストリンカー≫となった瞬間だった――。 <ブレイン・バースト>。バーチャル世界を介して使用者の意識を一千倍に加速するアプリケーション。 『ジーンダイバー』のタイムブースターが元ネタとしか思えないが、もしくは『コレクターユイ』のコムネットでしょうか。NHKアニメ好きでなければ、おそらく通じないネタフリでしたサーセン。 ストーリーと世界観は及第点。だが、主人公・ヒロユキが卑屈すぎて好感を持ちようがない。 いや、自分を卑下するだけなら構わないんだけれども、卑屈になるあまり周囲の人間を傷つけてしまっているのにまったく