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ブックマーク / science.srad.jp (11)

  • 大型ハドロン衝突型加速器(LHC)に発生するトラブル、「宇宙の力」が原因? | スラド サイエンス

    ストーリー by hylom 2009年10月16日 11時27分 高度な科学は迷信と区別がつかない……のか? 部門より CERNの大型ハドロン衝突型加速器(LHC)の稼働を妨げている故障や様々な問題は、ヒッグス粒子の発生に対して宇宙の力が働いていることが原因ではないかという説が提唱されているそうだ(NY Timesの記事、家/.記事)。 この説はコペンハーゲンのニールス・ボーア研究所のHolger Bech Nielsen博士と、京都大学基礎物理研究所の二宮正夫博士が唱えているとのこと(arXiv.orgに掲載されている論文要旨)。 この研究によると、LHCで発生させようとしているヒッグス粒子は、その発生が時間を遡って阻止される程に自然界にとって受け入れ難いものであり、LHCでのヒッグス粒子発生は逆向きの因果関係によって未来から阻止されているという仮説を立てているそうだ。 両博士はこの

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    J138 2009/10/19
  • 睡眠不足がアルツハイマーの一因に? | スラド サイエンス

    アルツハイマー病の進行は「アミロイドベータ」というタンパク質が脳内に蓄積するのと関わりがあると考えられているが、睡眠不足によりこのタンパク質の蓄積が進行することが分かった(読売新聞、ブルームバーグ、家記事)。 ワシントン大学の研究チームが行ったマウスを使った実験では、脳内のアミロイドベータは起きているときに高い値を示し、睡眠時には減少することが分かったとのこと。さらにマウスを1日20時間起き続けさせる「睡眠不足」状態にすると、アミロイドベータの蓄積が進むことが明らかになったそうだ。また、不眠症治療薬を投与すると脳内のアミロイドベータの減少が認められたとのことで、睡眠不足はアルツハイマー病の一因であることが示唆されたという。 人間においては、青年期や中年期の睡眠不足とアルツハイマー病発症の関係性や、慢性的な睡眠障害のある人がアルツハイマー病を発症する確率などを今後研究していく必要があるとの

  • 菌類にかもされた木材を使い、名器「ストラディバリウス」を超える音色を作りだす | スラド サイエンス

    ストーリー by hylom 2009年09月18日 11時35分 普通の木材で作ったバイオリンも入れて実験してほしいなぁ 部門より バイオリンの世界では、「ストラディバリウス」と呼ばれる楽器が名器として知られている。これは、イタリアのアントニオ・ストラディバリが製作したもので、その音色には使用されている木材が大きな役割を果たしているとされている。 ストラディバリウスで使用されている木材は、中央ヨーロッパで1645年から1715年の間厳しい気候が続いた際のものであり、この頃の樹木は成長が遅かったたため木目が均一であるという特徴をもつそうなのだが、スイスの研究者らが細菌を利用し、このような「木目が均質な木材」を作り出すことに成功したそうだ(ScienceDaily、家/.記事)。 この特殊な菌類は木材の細胞構造を変化させ密度を低下させ、均質性を向上させるという。この処理を施した木材を使いバ

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    J138 2009/09/21
  • 「フラクタル日よけ」、京大の研究者らが開発 | スラド サイエンス

    京大の酒井敏教授と京都府立八幡高校、積水化学が共同で「フラクタル日よけ」を開発した (毎日 jp の記事より) 。 塩化ビニールの三角形の素材を組み合わせたもので、いわゆるシェルピンスキーのギャスケットを模した形状のようだ。地表温度の測定を繰り返した結果、この形状には、屋根で完全に覆うよりも温度が下がり、冬は逆に放射冷却を防いで寒さを和らげるなど、優れた特長があることが分かったという。

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    J138 2009/09/01
  • 太陽黒点が消滅し、地球が小氷期入りする可能性 | スラド サイエンス

    家/.の記事(Sunspots May Be Different During This Solar Minimum)より。 アリゾナ州Tucsonにある米国立太陽観測所の研究者、Bill Livingston氏とMatt Penn氏によれば、太陽の黒点を生み出す太陽磁場が弱まりつつあるらしい。著名な太陽天文学者である二人は1992年から、太陽磁場の影響により黒点付近の鉄原子が発する電磁波の赤外線スペクトル線が分裂する現象(ゼーマン効果)を元にした観測を続けてきた。彼らのデータ(論文PDF)を時系列でプロットしてみると、今後数十年以内に太陽磁場が非常に弱まり、結果として黒点が完全に消滅する可能性も示唆される。 ちなみに、彼らがこの研究に興味を持つきっかけとなったのは1645年から1715年まで続いたマウンダー極小期と呼ばれる現象である。この時期、太陽の黒点数は通常の11年周期の変動とは別

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    J138 2009/09/01
  • 「心の痛み」は本当に痛い ? | スラド サイエンス

    ストーリー by reo 2009年08月24日 11時30分 ゲーム脳派曰く、ゲームをすると OPRM1 が云々 部門より 家 /. の記事 "A Broken Heart Really Does Hurt, Scientists Claim"より。 カリフォルニア大学ロサンゼルス校の心理学者チームによると、人体には心理的な痛みの感覚を肉体的な痛覚とつなげる遺伝子が存在するらしい(Telegraph.co.ukの記事、doi: 10.1073/pnas.0812612106)。 この遺伝子 (OPRM1) は、人体が生成するうち最も強力な鎮痛物質である μオピオイドの受容体の感度を司るもの。変異により、肉体的な痛みに敏感な人とそうでない人がいることが知られている。今回の研究では、こうした肉体的な痛みに敏感なタイプの遺伝子を持つグループは、通常のグループより恋人との別れや社会的な疎外とい

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    J138 2009/09/01
  • 米紙幣の 9 割近くからコカイン検出 | スラド サイエンス

    米国の紙幣の 9 割近くからコカインが検出されることがダートマス大学の研究チームによる調査で明らかになったそうだ (家 /. 記事、examiner.com の記事より) 。 調査では世界 5 カ国の 30 都市の紙幣からコカインの検出を試みたところ、カナダの紙幣からは 85 %、ブラジルの紙幣からは 80 %、米国の紙幣からは 90 % 近くの割合でコカインが検出されたとのこと。米国では 17 都市の紙幣 234 枚が調査対象となったが、特に検出率の高かった都市はワシントン DCで、95 % の紙幣から検出されたそうだ。紙幣 1 枚あたりの検出量は 0.006 マイクログラム (砂 1 粒の数千分の一の重さ) から 1,240 マイクログラム (砂 50 粒相当) だったとのこと。また、2年前の調査での米国の検出率は 67 % であり、大きな上昇がみられたそうだ。 なお、アジア圏の国で

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    J138 2009/08/20
  • 脾臓は白血球の一種の巨大な貯蔵庫。新たな役割が研究で明らかに。 | スラド サイエンス

    日ごろあまりクローズアップされることのない脾臓だが、白血球の一種である単球の巨大な貯蔵庫という重要な役割を担っていることが明らかになったそうだ (家 /. 記事より) 。 単級は白血球細胞のなかで一番大きい細胞で、細菌などの異物を取り込み消化し免疫反応を刺激する働きをもっている。脾臓には血液を流れる単球を超える大量の単球が貯蔵されており、心臓発作や大怪我などの際にはその大量の単球を血液内に放出しているという。これは軍隊に例えると常備部隊にあたり、常備部隊 (脾臓に蓄えられた単球) がいることで必要なときに戦闘部隊 (もともと血液を流れている単球) をどこかに集結させる必要がなくなるという。 交通事故などで回復不能と判断された場合などは脾臓を摘出する場合もあるが、脾臓を摘出すると早死にのリスクが高まるとの報告もある。今回の研究からも脾臓摘出は従来考えられたよりもリスクが高いのではないかと考

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    J138 2009/08/07
  • ごく普通の粘着テープからX線が放出される | スラド サイエンス

    ストーリー by hylom 2008年10月23日 15時00分 真空中で粘着テープをはがす際はお気をつけください、 部門より Scotchテープといえば、オフィスや家庭でごく普通に見られる例の粘着テープ。これを使うときにはロールから必要なだけのテープをビリっと引っ張り出すが、このときになんとX線が放出されるのだそうだ(家/.「X-Rays Emitted From Ordinary Scotch Tape」、元ネタ「X-rays emitted from ordinary Scotch tape」)。元ネタの記事やNature Newsの記事には、そのX線で感光させた指のレントゲン写真やテープがX線を発している写真が掲載されている。 なぜX線が放出されるのかというのが大変気になるが、元ネタの記事によると、粘着テープを剥がす瞬間にテープの摩擦で電気が発生し、ロール側と剥がしたテープの間

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    J138 2008/10/23
    粘着テープすげ~
  • 食べ物の調理が脳の進化に繋がった? | スラド サイエンス

    人間の脳の能力が飛躍的に向上したのは、べ物を調理することでそれまで消化に消費していたエネルギーを脳にまわせるようになったためで、その進化があまりにも速いスピードで起きた為に、副産物としてうつ病などの精神病が発生したのではないかという研究がGenome Biologyの8月号で発表されました(Live Science記事、家記事)。 人間の脳は200万年程前、肉類などといった良質な糧をべ始めたことにより他の霊長類の2倍ほどの大きさに進化しました。その次に大きな進化を遂げたのは15万年程前で、新たな材料での道具作りや、抽象的な思考や芸術行為など、飛躍的に賢くなったっとされています。 この進化の原因を探るため、Partner Institute for Computational Biologyの研究チームは人間の脳の処理プロセスの変化に着目し、調査を行ったところ、エネルギー代謝に関わる

    J138
    J138 2008/08/18
  • マイクロ波を利用し、脳内に音を発生させる装置 | スラド サイエンス

    Sierra Nevada Corporation社がマイクロ波を利用し脳内で音を発生させる装置の製造を開始したとのことです(newscientist.com、家記事)。 この装置はMEDUSAと呼ばれ、マイクロ波のパルスを発することで脳内の組織を加熱し、頭の中である種の衝撃波を引き起こし、音として認識されるものです。MEDUSAによる音は人に不快感を引き起こすだけでなく、行動不能にまで追い込むことも可能で、群衆整理などの軍事用途を目的としています。出力が強すぎると脳に障害を与える可能性があるとのことですが、実際に音波として発しているのではないため、通常のオーディオに関わる安全基準は適用されないとのこと。 この技術は害鳥対策など軍用以外の用途へ応用できる可能性があり、聴覚障害者への聴力補助の実験なども行われたこともあるとのことです。

    J138
    J138 2008/07/10
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