世界自然遺産の小笠原諸島・母島(東京都小笠原村)で固有種の樹木などを伐採したとして、警視庁生活環境課と小笠原署は18日、自然公園法違反の疑いで、いずれも母島に住むペンション従業員の男(28)と、土木作業員の男(25)を書類送検した。 生活環境課によると、2人は釣り目的で数年前に母島に移住。農道から海岸に出る道を作るため、ナタやノコギリで樹木を刈るなどしたという。2人は「誰も釣ったことのない場所で釣りをしたくて、木を切って道を作った」などと容疑を認めているという。現地ガイドが伐採に気づいて発覚した。 書類送検容疑は昨年9月8日および12日、環境相の許可を受けず、母島の小笠原国立公園特別保護地区内で約240メートルの間、固有種の「オガサワラビロウ」「ヒメフトモモ」を始めとする9種類の植物17本を損傷したとしている。
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