オリコンvs烏賀陽さんの件について、 (2)この5000万円という金額は、応訴するために弁護士を雇うだけでも着手金が219万円かかるというおそるべき額です(そんな貯金あるわけないですがな=笑)。とのことですが、今時この案件で着手金を200万円以上も請求する弁護士はそうそういないように思います。 弁護士会の報酬規定に効力があった時代ですら、名誉毀損訴訟で訴額どおりに着手金の算定をする弁護士は少なかったし(名誉毀損訴訟の場合の請求額というのは、原告=被害者の思いが込められているので、予想される慰謝料相場よりは高目に設定されがちです。)、まして今は弁護士会の報酬規定は廃止されています。それに、最近は、訴訟事件でも、タイムチャージで動く弁護士も増えています。 「弁護士報酬が払えそうにないから弁護士に相談しない」などと考えず、被告になってしまったら、まずは弁護士に相談するのが吉といえます。