米ミラマックスが、黒澤明監督の63年の傑作「天国と地獄(英題:High and Low)」をリメイクすることが分かった。「卒業」「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」のマイク・ニコルズ監督がメガホンを取る。 ピュリッツァー賞を受賞した劇作家で映画監督・脚本家のデビッド・マメット(「オレアナ」「ハンニバル」)が脚本、「ノーカントリー」「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」のスコット・ルーディンがプロデュースを手がける。また、そもそも99年に本作の脚本をマメットに依頼したマーティン・スコセッシ監督が製作総指揮を務めるものとみられ、かなり強力なスタッフが揃ったことは間違いない。キャスティングはこれから行われるとのこと。 「天国と地獄」は、エド・マクベインの「キングの身代金」を原作にした社会派サスペンス。製靴会社重役の権藤(三船敏郎)のもとに、息子を誘拐したから3000万円の身代金をよこせという連絡が入る