夏のボーナス商戦を前に、市販カーナビゲーション(カーナビ)の発表が相次いだ。毎年この時期は、新たな機能やトレンドを盛り込んだハイエンドモデルの発表シーズン。カーナビ/カーマルチメディアの今後が垣間見える内容になっている。 そこで今回の時事日想では、最新の市販カーナビ市場のトレンドとビジネス動向、今後の可能性について考えてみようと思う。 カーナビ市場の3つのセグメント ここで少し「カーナビ市場」の構成について、改めて紹介しておこう。この市場は現在、大きく3つのセグメントに分割されている。 1つは自動車メーカーが標準オプション品として用意し、自動車工場での新車組み立て時に取り付ける「純正カーナビ」(ラインオプションとも呼ばれる)。これは“クルマの一機能”として内蔵されており、クルマ本体の制御コンピューターである「ECU」と繋がり、クルマの安全・安心機能と連動するものも多い。また、トヨタやホンダ
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