JR関西線の利用促進に向けた取り組みについて、三重県と沿線自治体、JR西日本が議論する会議が29日、県庁であった。来秋をめどに、名古屋市内と奈良県内を直通で結ぶ電車の実証運行を目指し、関係者間で協議を進める考えが示された。利便性を向上させ、利用者が増えるか検証する狙い。 会議は一部非公開で実施した。県側が、沿線5キロ圏内に住む人口や沿線自治体にある県立高校の生徒数の推移などを説明。JR西の担当者から、現在の利用者数では、100円を稼ぐのに1046円の費用が必要であることなどの報告があった。...