首都圏を中心にマンション価格が上がり続けている。不動産コンサルタントの長嶋修さんは「それは物件の『在庫』が圧倒的に少ないからだ。私はこの業界に約30年いるが、ここまで売れ行きが良い市場は初めてだ」という――。 【写真】長嶋修氏の著書『バブル再び 日経平均株価が4万円を超える日』(小学館新書) ※本稿は、長嶋修『バブル再び 日経平均株価が4万円を超える日』(小学館新書)の一部を再編集したものです。 ■税制優遇でマイホームを買う人が増えている アフターコロナの新しい動きとして見られたのが、在宅時間が増えた「住まい」を見直す動きです。長い時間を過ごす自宅を、それなりのゆとりのある空間にしたいという思い。またリモートワークをするならそれなりのワークスペースも必要になってきます。 一般的な賃貸は分譲(持ち家)と比べて間取りも狭く、部材や設備などの仕様も相対的にチープな傾向にあるなか、歴史的な低金利や