日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長は12日、関西広域連合長の井戸敏三兵庫県知事が、維新が掲げる「大阪都構想」に反対の立場で堺市長選に出馬する現職の竹山修身市長への支援を表明したことについて「越権だ。(広域連合という)行政機関の長が発言したとすればアウトだ」と批判した。府庁で記者団の質問に答えた。都道府県並み政令市・堺…なのに“介入”合戦 橋下氏は「知事の立場ならば良いが、連合で堺を守るかどうかを決めたことはない。もし事実ならば、姿勢を改めてほしい」と指摘した。 幹事長の松井一郎大阪府知事も同日、府庁で記者団に「道州制反対の井戸氏は、連合が緩い形で残るのが一番良いのだろう。連合ならば、知事の椅子がなくならない」と述べた。 井戸氏は11日、堺市で開かれた竹山氏の支援集会に参加。「仲間の竹山氏が危機にさらされている。連合長の責任として、堺を残そう」と強調、日本維新が唱える「大阪都」や「関西州」