寺田稔総務相の「政治とカネ」を巡る問題が相次いで浮上している。総務相は政治資金規正法を所管する立場で、野党側は「大臣としてふさわしくない」として辞任を要求。追及を受けた寺田氏は資産報告書や、自身の国会答弁の訂正を連発する事態に陥っている。野党は寺田氏を、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題を巡って辞任した山際大志郎前経済再生担当相に続く「次の標的」に定めており、寺田氏周辺は「説明できても毎週のように問題が出てくる」と頭を悩ませる。【日下部元美】 発端は週刊文春による報道だ。同誌は10月上旬、寺田氏が代表を務める政党支部など二つの政治団体が、事務所を置く広島県呉市のビルの一部を所有する寺田氏の妻に賃料を支払っており、これが「裏金」の可能性があると報じた。 報道後、寺田氏は立憲民主党の質問状に対する回答文書で、2012~21年に計2688万円を支払っていたと明らかにし、記者会見で「領収書も
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