巨額大屋根に保存案浮上 「無駄遣い」批判受け―大阪・関西万博 2023年11月18日13時33分 2025年大阪・関西万博に向けて建設が進んでいる会場のシンボル、リング状の大屋根(中央)=10月31日、大阪市此花区 2025年大阪・関西万博の会場外縁を丸く取り囲むように建設が進んでいる巨大な木造の大屋根(リング)について、閉幕後に解体する方針を見直し、現地に保存する案や一部を再利用する案が関係者の間で浮上している。会場建設費が2350億円に上振れする中、350億円とされるリングの費用にも、一部で「無駄遣い」との批判が上がっているためだ。 万博開催「不要」55.9% 「必要」は2割、建設費増で―時事世論調査 リングは1周約2キロ、高さ12~20メートル、幅約30メートル。日よけや雨よけとなるほか、屋根の上を歩いて希望するパビリオンに向かうこともできる。完成すれば世界最大級の木造建築となり、政