ストーカー被害に遭いやすい上、被害を訴えにくい風俗など性産業従事者(セックスワーカー)のストーカー対策を支援する動きが出始めた。風俗業界で働く人たちへの支援の取り組みは珍しい。性産業従事者の安全と健康が守られる労働環境を目指す民間団体「SWASH(スウォッシュ)」(大阪)は17日、ストーカーに特化した当事者向けの質問会(相談会)を初開催し、今後は常に相談を受けられる体制作りに取り組むとしている。 【国が一時避難の宿泊費負担へ】 「写真をばらまくと言われた」「『人生をめちゃくちゃにしてやる』と脅された」 2013年度、スウォッシュが風俗店への訪問や電話で受けた相談例だ。全体の1割ほどを占めたのが、ストーカー化した客についての相談だった。知らせていない自宅や最寄り駅で待ち伏せされたり、力ずくで連れ去られそうになったりするなど悪質なケースも含まれていたという。 質問会では、ストーカーに関す