米首都ワシントンで、エチオピア政府の同国北部ティグレ州派兵決定から1年に合わせて抗議活動をする人々(2021年11月4日撮影)。(c)Olivier DOULIERY / AFP 【11月5日 AFP】エチオピア政府は4日、北部ティグレ(Tigray)州の反政府勢力との「存亡を懸けた戦い」の勝利は目前にあるとして、戦闘継続を宣言した。国際社会からの停戦呼び掛けを無視する格好となった。 反政府勢力が首都アディスアベバに進撃する中、政府広報室は「わが国は外国のプロパガンダに屈しない! これは存亡を懸けた戦いだ!」と、フェイスブック(Facebook)に投稿した。 2019年にノーベル平和賞を受賞したアビー・アハメド(Abiy Ahmed)首相がティグレ州への派兵を決定してから1年となる4日に投稿されたもので、反政府勢力ティグレ人民解放戦線(TPLF)との停戦交渉に向けた機運がそがれる恐れがある