ロシアによる侵攻が懸念されるウクライナ・キエフでロシアへの抗議デモを行う参加者(2022年2月12日撮影)。(c)Sergei SUPINSKY / AFP 【2月22日 AFP】ロシアがウクライナ国境付近に大規模な部隊を集結させ、緊張が続いている。この10年、騒乱と紛争、領土の喪失で揺れ続けたウクライナに関する五つの事柄をまとめた。 ■ロシアとの歴史的な因縁 ウクライナの歴史は、東に隣接する大国ロシアの歴史と密接に絡み合っている。「ウクライナ」の文字通りの意味は「辺境」だ。 両国の起源は、中世のキエフ公国にさかのぼる。公国はかつて、黒海(Black Sea)からバルト海(Baltic Sea)まで広がっていた。 後のウクライナは、その大部分がロシア帝国の支配下に置かれたが、西部地域は時代によってオーストリア・ハンガリー二重帝国などの周辺国に属していた。 ウクライナはその後、ソビエト社会主
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