ベネズエラの野党指導者フアン・グアイド氏。首都カラカスにて(2020年2月20日撮影)。(c)Federico PARRA / AFP 【5月29日 AFP】ベネズエラの国会は28日、暫定大統領を自称する野党指導者フアン・グアイド(Juan Guaido)氏を国会議長として承認した。これに先立ち同国最高裁は27日、グアイド氏の政敵でニコラス・マドゥロ(Nicolas Maduro)大統領寄りのルイス・パラ(Luis Parra)氏を議長として承認する判断を示していた。 国会の本会議はテレビ会議形式で行われ、野党議員らは最高裁の判断を「違法」と非難。最高裁そのものについても「独立性、自主性、公平性に欠ける」と批判した。 グアイド氏は本会議終了後、記者団に対し「私は職務を果たし続ける」と語った。グアイド氏はかねてパラ氏を「独裁政権の共犯者」だと批判している。 ベネズエラでは野党が国会の多数派を