預けられないことを知らせるため実物もカウンター近くに置かれているが、搭乗客にはあまり浸透していない=成田空港第3旅客ターミナルビルで2016年9月8日、近藤浩之撮影 飛行機の貨物室内で発火する恐れがあるため禁止されているのに、リチウムイオン電池を荷物に入れて預ける搭乗客が急増している。成田国際空港会社(NAA)によると、8月には昨年4月の2.8倍のバッテリーがX線検査などで見つかり、ほとんどがスマートフォン充電用のリチウムイオン電池だった。スマホの急速な普及や高性能化でバッテリーを持ち歩く人が増えたことが背景にあるとみられ、NAAは預けないよう周知を徹底する。