貧困や虐待などで親元で暮らせない原則18歳未満が生活する児童養護施設の4割以上に、同性愛者や心と体の性が一致しないトランスジェンダーなど性的少数者(LGBT)とみられる子どもがいたとの調査結果を、支援団体などが27日明らかにした。全国220施設で少なくとも144人が入所していたが、集団生活する中で施設の職員の知識不足や構造上の問題などで十分配慮ができていない事例が多数あった。 調査は一般社団法人「レインボーフォスターケア」と岩本健良・金沢大准教授らが実施。全国約600施設に調査票を郵送し、220施設が回答した。