少子化対策に取り組む国は、子育てしやすい環境をつくろうと、職場に子どもを帯同する「子連れ出勤」を後押しする。県や笠間市も推進へ動きだした。関係者は「働き方の選択肢を増やせる」と説明するが、子連れ出勤は女性に偏りがちで「母親の負担が増すだけ」との批判もある。こうした声の裏側には、父親の子育てや保育所整備の不十分さがある。 (越田普之)
少子化対策に取り組む国は、子育てしやすい環境をつくろうと、職場に子どもを帯同する「子連れ出勤」を後押しする。県や笠間市も推進へ動きだした。関係者は「働き方の選択肢を増やせる」と説明するが、子連れ出勤は女性に偏りがちで「母親の負担が増すだけ」との批判もある。こうした声の裏側には、父親の子育てや保育所整備の不十分さがある。 (越田普之)
埼玉育ちの在日三世。好物はチャンジャ。韓国語は苦手。ブログやウェブマガジンで発信を続ける県内在住のライター金村詩恩さん(27)は、そんな自分を「日本国籍の韓国人」と表現する。 常に持ち歩くノートに気になったことを書き留め、自身のルーツを織り交ぜながら政治や社会を切り取ってきた。例えば、国会で入管難民法改正案が審議されていた昨年十一月のブログには、こうつづっている。 「日本にも移民がやってきた」と語るひとたちを横目に、「昔からこの国には『安価な労働力』だった移民がいたんだよな」と「安価な労働力」の子孫である私がひとりごちる。そのひとりごとは真新しい「移民」ということばでかき消されてしまう。まるで、そんなことは今までの日本ではなかったと言いたいように。
日本の国内で今大きな政治問題となっているのが、賃金に関する毎月勤労統計調査の不正である。大規模な会社については全数調査するはずだったが、厚生労働省の担当者はサンプル調査を続けてきて、賃金統計が不正確な状態が続いた。このため、失業保険給付などで過小な支払いが続いており、来年度予算の組み換えという異例な事態につながっている。 昨年は、安倍晋三首相と親しかった人物が経営する学校法人に対して国有地を不当に値引きして譲渡した事件をめぐって、財務省が公文書を改竄していたことが明らかになった。また、財務省の幹部職員が国会で虚偽答弁をしていたことも明らかとなった。日本の行政は虚偽や捏造を容認するという点で、かつてないほど腐敗している。 キリストの父母、ヨセフとマリアがベツレヘムに行ったのも、国勢調査のためだった。つまり、正確な統計を取ることは、民主主義以前の国家の土台である。経済分野の統計が不正確ではない
LGBTなど性的少数者のカップルをパートナーとして認めようと、県が導入を検討している「パートナーシップ制度」。県が4月施行を目指す性的少数者への差別禁止を明文化する男女共同参画推進条例の改正に伴う具体的な施策の一つになる。当事者からは歓迎の声がある一方で、課題も浮かぶ。 (鈴木学、越田普之) 当事者らでつくるNPO法人「RAINBOW(レインボー)茨城」初代会長の滑川友理さん(32)=水戸市=は「うれしく思う」と制度の導入を評価。「婚姻などで全ての人が同じ保障の下で暮らせるよう、理解が広がっていけば」と願う。 県福祉指導課は、同性カップルが親族でないことを理由に病院でパートナーの病状説明を受けられなかったり、賃貸住宅の入居を断られたりする場合があり、公的書類を発行することで状況の改善を図る狙いという。担当者は「当事者の生きづらさの解消につなげたい」と話す。
「虐待サバイバー」として、講演やブログなどの活動をする東京都の橋本隆生さん(40)=活動名=が母と別れ、父と二つ年下の弟と暮らし始めたのは四歳のとき。両親が別れるとき、父は、母を蹴り倒した。以来、母の消息はずっと分からなかった。 物心が付いたころから、父に毎日のように殴られた。そして五歳の時、悲劇は起きた。夕飯のコンビニ弁当を残し、ゴミ箱に捨てた弟に父が激高。顔を何発も殴り続けた。「ごめんなさい」。泣き叫んでいた弟がぐったりすると、父は風呂場に連れて行き、「ここで反省してろ!」と閉じ込めた。部屋に戻って来た父は、橋本さんに弟の様子を見に行くように言った。風呂場に行くと、弟はお湯を張った浴槽にうつぶせで浮いていた。父は警察に事情を聴かれたが、事故死として扱われた。 その後、父は再婚。小学四年生の時に、義母が弟を産んだ。橋本さんが弟に触ろうとすると「汚い手で触らないで」「バイキン」などと義母に
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く