ノートパソコンで在宅勤務をする人。米ロサンゼルスで(2021年8月14日撮影、資料写真)。(c)Chris DELMAS / AFP 【9月11日 AFP】米国で働く一部の人々の間で、「クワイエット・クイッティング」という考え方が広まりつつある。働くのは週40時間、仕事とプライベートに線を引き、就業時間外は仕事の電話やメールには対応せず、何か頼まれても穏やかに「ノー」と断る──。クワイエット・クイッティングをそのまま訳すと「静かにやめる」という意味になるが、この言葉は、常に仕事とオフの切り替えがないという気がめいる状態に抵抗する姿勢を指す。 ジョージア州アセンズ(Athens)に住む元教師のマギー・パーキンズさん(30)は、週60時間、当たり前のように働いていた。だが1人目の子どもが生まれてから、自分の働き方に疑問を持つようになった。 「休暇で旅先に向かう飛行機の中でも、私が採点をしている