[ニューヨーク 5日 ロイター] - 米IT業界は今年、大規模な人員削減のあおりで人材多様化の取り組みが後退し、女性や人種的マイノリティー、ひいてはキャリアの長い人々にとって試練の年になりそうだ。 米IT業界は今年、大規模な人員削減のあおりで人材多様化の取り組みが後退し、女性や人種的マイノリティー、ひいてはキャリアの長い人々にとって試練の年になりそうだ。写真はニューヨークにあるアマゾンの関連施設で2022年4月撮影(2023年 ロイター/Brendan McDermid) 調査会社のデータによると、IT企業が昨年来進めてきた大規模削減では、女性と中堅社員が相対的に多く解雇されている。 米大手IT企業は近年、人材採用を強化するとともに「多様性、公平性、包括性(DEI)」を優先課題に掲げてきた。しかし、2020年半ばからは人員余剰、金利上昇、企業と消費者の行動変化といった問題に見舞われ、大規模