第18回世界陸上オレゴン大会、女子5000メートル予選に臨む選手(2022年7月20日撮影、資料写真)。(c)Jewel SAMAD/AFP 【3月21日 AFP】ワールドアスレティックス(World Athletics、世界陸連)は、23日に予定されている連盟の意志決定会議において、トランスジェンダーの選手が女子大会に参加するための規則を強化する見通しとなった。また、ドーピング違反で資格停止となっているロシアについても処分が解除されるとみられる。 五輪の主要競技である陸上は、トランスジェンダーの選手がエリート女子大会に出場するのを事実上禁止している水泳とは違ったアプローチを取ってきた。世界陸連は参加資格に関する規則の強化が「望ましい選択肢」だとしており、資格を満たす重要な条件として、テストステロン値の制限を用いている。 トランスジェンダーや、女子800メートルで2度の金メダルに輝くキャス