筆者の名前には、恥ずかしながら「姫」という字が入る。漢字で「姫」と書くと、日本ではよく「お姫様なんだ」とからかわれるが、韓国での「姫」は別段、お姫様ではなく、「女子」という意味である。 同じ漢字圏ではあるが、韓国ではお姫様を「姫」という字で表さず「公主(コンジュ)」と書く。それに「お姫様なんだ」と言われると、韓国人としてはあまりいい気がしない。なぜなら韓国では「お姫様病」という言葉があり、あまり良い意味ではないからだ。 お姫様病の餌食となる彼氏と母親の悲劇 「お姫様病(公主病)」とは、国語辞典によると、「名詞:若い女性がまるで自分自身がお姫様のようにかわいくて高貴であると勘違いすることを俗に云う言葉」とある。 また、韓国斗山百科事典によると、「自分の容貌や立場などお構いなしに、まるで王宮のお姫様だと錯覚している新世代の無鉄砲な少女の心理的症状の1つ。こうした子供は集団の中では目立つ存在で、