外部環境の変化に気づかず「ゆでガエル」のように死んでしまったように見える企業は、実際は危険に気がついていても方向転換できなかった「タイタニック号」だったということが多い。 ゆでガエルの話は寓話なのか 経営者向け研修やセミナーなどに出かけると講師からいろいろ面白い話が聞ける。ためになる話も多いが、えっ、それホントなの? という話もある。口当たりがよく、すんなりと理解できる気がするのだが、ちょっと怪しい都市伝説風の話もある。中でも以下の話は有名だ。セミナーの講師はこんな風に話をする。 「昔、ある先生が、生きたカエルを使った実験をしました。沸騰した熱湯の中にカエルを入れると、カエルは熱さにびっくりして熱湯の中から跳び出し、死なずに済みました。ところが、冷たい水の中に入れてから、ゆっくりとあたため温度を上げていくと、カエルはしだいに温度が上がっても逃げ出せず、最後には“ゆでガエル(boiled f
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