■「ミスディレクション」を使う マジックの世界ではミスディレクション(Misdirection)という手法が使われます。ミスディレクションとは「観客の注意をそらす」という意味で、マジックショーでもよく使われます。マジシャンはトリックがばれないように、観客の注目を惹いてトリックが見えないようにしています。観客はマジシャンが誘導するものだけを見ているため、トリックに関わる部分を見逃してしまいます。もう少しわかりやすく説明するため、2つの例をご紹介します。 ■記憶したカードが消えるマジックの例 ミスディレクションを使ったカードマジックを1つご紹介しましょう。まず、画像にある5枚のカードから1枚のカードを選んでください。 そのカードを記憶してください。 最初の5枚を見ずに、記憶したカードに集中してください。 あなたが記憶したカードは消えています! なぜでしょうか? 最後の5枚は、最初の5枚とは別の
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