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ブックマーク / www.jsanet.or.jp (3)

  • 日本船主協会:海運資料室:海運雑学ゼミナール 224「2乗3乗の法則」でわかる大型化で輸送効率が高まる理由

    コロンブス船隊の旗艦「サンタマリア号」は、わずか100総トン程度の現代でいえば小型船だった。その後、時代を追って船の大型化は進み、今や数十万重量トンの巨大タンカーまで出現した。その背景には建造技術の進歩もあるが、それ以上に大きな理由が経済性の向上だ。 船の寸法を大きくした場合、船の容積は3乗で増えるのに対し、船の表面積は2乗でしか増えない。船の受ける抵抗は主に表面積に対して働くから、当然抵抗もおよそ2乗の関係となる。これを「2乗3乗の法則」という。 抵抗の増加で燃料消費量が増えても、貨物の積載量がそれ以上の割合で増えるため、貨物量単位でみれば燃料効率は向上するわけだ。 ただしこれはあくまで計算上の数字。実際に船を運航するうえでは、つねに大きい方が有利というわけにはいかない。 例えば荷役効率の問題がある。船型を大型化しても、それに見合う荷役能力の向上がなければ、荷役時間が長びくだけで、全体の

  • 202 船を「彼女」と呼ぶ理由 | 日本船主協会:海運資料室:海運雑学ゼミナール

    英語圏では、船は一般に女性名詞として扱われる。英語の場合、ドイツ語やフランス語ほどには文法上の性(gender)が明確化されていないが、こと船に関しては、異例なほど、この扱いが徹底している。 なぜ、船が女性なのか、その理由については明確な学説もなく、あくまで文法上の慣例と考えるしかないようだが、理由のないところに理由を付けたがる人々は多い。以下は、この件に関して、かつて、まことしやかに語られていた俗説のいくつかだ。 「その周囲には、一団の男たちが付きまとい、常にてんやわんやの大騒ぎが演じられる」、「見栄えをよくするために多量のペンキ(紅、白粉)を必要とし、時には全身をきらびやかな装飾(満船飾)で飾りたてる」、「その入手費よりも維持費によって人を破局に導く」、「下半身を水面下に隠し、上半身をあらわにして、入港するや否や、まっすぐブイ(ボーイ)のもとに駆け込む」、「正しくリードするためには、当

    John_Kawanishi
    John_Kawanishi 2015/07/03
    「その理由については明確な学説もなく、あくまで文法上の慣例と考えるしかないようだが理由のないと処に理由を付けたがる人々は多い。以下は、この件に関して嘗て実しやかに語られていた俗説のいくつかだ」
  • 日本船主協会:海運資料室:海運雑学ゼミナール 073 海運の歴史にみる船とネズミとネコの関係

    John_Kawanishi
    John_Kawanishi 2015/07/03
    「英国の古い海上保険法ではネコを乗せていなかった貨物船はネズミによる被害を故意に防ごうとしなかったという理由で貨物の損害への保険金支払いを認められなかった。また遭難船が発見されたとき船内にネコが一匹…
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