ネットワーク構築に欠かせないLANケーブル。現在、10Gbps伝送が可能なCat.6A規格の採用が加速している。10G時代のLANケーブルにまつわる注意点と、未来像を紹介する。 10G伝送が当たり前になる時代が見えてきた。クラウド活用や映像伝送の増加などを背景に、高速大容量通信へのニーズはますます高まっており、ネットワークもそれに合わせて進化している。新規に無線LANアクセスポイント(AP)を購入する場合、そのほとんどがWi-Fi 6に対応しているが、無線区間の速度は理論値で9.6Gbps。次世代規格のWi-Fi 7(仮称)に至っては30Gbps以上が目標となっている。 無線通信が高速大容量化していく中で、有線部分についても見直しが進んできている。ネットワークの高速化を検討する際、まずはWAN回線の変更、最新規格のルーターやスイッチングハブの採用、不要なハブを減らすといったネットワーク構成