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ブックマーク / note.com/wakari_te (4)

  • ゆっくり着実に、世界はインターネットになっていく|小山(狂)

    というわけで、東京都知事選がつつがなく終了しました。結果は言うまでもなく現職小池百合子氏の圧勝であり、開票0分で小池氏に当確が出るなど他の有力候補はまともな相手にすらならなかったというのが終わってみての感想と言えます。 とはいえ、そんなわかり切った話は読者のみなさんも関心はないでしょう。気になるのは2位以下の得票数、そしてなにより暇空茜氏をはじめとする泡沫候補の得票数です。 先日、マガジンでは暇空茜氏の得票数を予測し「2万票~5万票が現実的なライン」「具体的な数字を当て勘で出すなら3万票」という数字をあげたのですが、暇空氏の得票数は筆者の予測を大きく上回る11万196票。「暇空茜が泡沫候補の枠を出ることはない」という基的な観測自体は覆されませんでしたが、具体的な票読みではやや数字を外すという微妙な結果に終わってしまいました。まぁ自己採点するなら45点というところでしょうか。「選挙は水物

    ゆっくり着実に、世界はインターネットになっていく|小山(狂)
  • 女が甘やかされる国で「女性の社会進出」は進まない|小山(狂)

    「日はジェンダー平等後進国である」としばしば言われる。 特に頻繁に引用されるのがジェンダーギャップ指数(GGI)の順位の低さだ。2022年度のスコアでは日は146ヵ国中116位であり、お世辞にも高い順位を達成してるとは言い難い。 とは言え日は「健康」「教育」などの評価基準においては世界トップレベルのスコアをたたき出しており、「経済参画」「政治参画」などのスコアだけが底辺を這っているため低順位になってしまうという構造があるのだが、ともあれ日の女性が「社会進出」において他国よりも遅れていることだけは間違いないだろう。 (引用:「共同参画」2022年8月号)ここら辺のGGIの構造と問題点に関しては古くから様々な秀逸な批評があるため稿では割愛するが、それにしてもなぜ、日女性の社会進出はこうまで進まないのだろうか。毎年ジェンダーギャップ指数が発表されるたび左派メディアは嬉しそうに「日

    女が甘やかされる国で「女性の社会進出」は進まない|小山(狂)
  • 千葉雅也の炎上から考える「知識のあるバカ」の作り方|小山(狂)

    ただし筆者の場合、「炎上している」などと他人事のように書くのは不適切かもしれない。千葉雅也氏が炎上したのは紛れもなく筆者のツイートが切っ掛けだからだ。 7月6日の昼過ぎ、千葉雅也氏は「サイゼリヤの注文方式が気にわない」旨をTwitterにて連続投稿する。千葉氏によれば、現在のサイゼリヤの注文方式は「旧共産圏的な情緒」すら漂う「非人間的な情報管理」であり「社会を明らかに間違った方向に向けている」というのだ。 サイゼリヤに来たら、番号を記入した紙を渡す形式になっていた。ライス大盛りに一つの記号列が割り当てられている。ひどいと思った。世界は当に寂しいところになった。これでいいと気で思っているんですか、当のところはどうなんですか、と叫びたくなった。 — 千葉雅也『現代思想入門』発売 (@masayachiba) July 5, 2022 日常生活の非人間的な情報管理はいけないことなのだと伝

    千葉雅也の炎上から考える「知識のあるバカ」の作り方|小山(狂)
  • 庵野秀明はもうエヴァンゲリオンを創れない|小山(狂)

    2016年、「シン・ゴジラ」を観たときにふと思ったことがあった。 庵野秀明は、もうエヴァンゲリオンを創れないんじゃないか、と。 「シン・ゴジラ」は絆の物語だった。震災(ゴジラ)という巨大な脅威に人々が立ち向かう物語。省庁の垣根を超え、官民の垣根を超え、現場と会議室との垣根を超え、国と国との垣根を超え、人々は連帯し、協力し、共闘する。 人と人との間にある見えない壁を、A.T.フィールドを超えて、人と人とが繋がり脅威に立ち向かう物語。それが「シン・ゴジラ」だった。 そしてそれは、素晴らしい物語だったとも思う。筆者も劇場で何回か観て、その後もBDディスクを購入し何十回と観ている。特に陳腐化しつつあったゴジラという怪獣を、震災という記憶に新しいイメージに乗せて蘇らせたところは鮮烈としか言いようがない。1954年の人々が初代「ゴジラ」に感じた衝撃と近いものを「シン・ゴジラ」を観た我々は感じることがで

    庵野秀明はもうエヴァンゲリオンを創れない|小山(狂)
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