山家 公雄 エネルギー戦略研究所所長 日本政策投資銀行でエネルギー、環境などの融資・調査を担当。2009年からエネルギー戦略研究所で再生可能エネルギ-、スマートグリッドなどを研究。中立的なエネルギー・シンクタンクを心がけている。 この著者の記事を見る
スーパーやコンビニエンスストアのパン売り場。近年は、小売り側の自主企画であるPB(プライベートブランド)商品がどんどん力を増す中で、ナショナルブランド(NB)と呼ばれるメーカー品の“牙城”として、ひときわ存在感を放つ商品がある。国内製パン最大手の山崎製パンが展開する「ランチパック」シリーズだ。 ランチパックシリーズは、発売30年弱のロングセラーで日本国内の専用品ながら、ここへ来て販売を大きく伸ばしている。ランチパックシリーズの2012年の売り上げは400億円を突破する勢いで、前年からは8%程度伸びる計算だ。山崎製パンの12年連結売上高計画が約9530億円と前年比2%増にとどまることを考えれば、突出した成長ぶりである。 ランチパックの取り扱いを増やす小売りチェーンもあり、PB隆盛のパン売り場では異例の存在である。日本は人口減で経済が縮小傾向にあるうえ、良くも悪くも需要が安定している食品市場で
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