ロシアのプーチン大統領の政策に批判的で、脱税などの罪で10年間服役していた元石油会社社長が恩赦により釈放され、ドイツに出国しました。 ロシアのプーチン大統領は20日、政策に対する厳しい批判で知られたミハイル・ホドルコフスキー元石油会社社長への恩赦を認めました。元社長は脱税などの罪で2003年に収監され、刑期は来年8月まででした。20日に釈放された元社長は、療養している母親に会うためにドイツに向かいました。来年2月のソチ冬季オリンピックを控え、政敵とも言える元社長への恩赦を発表することで、ロシアの人権状況への国際的な批判を和らげる狙いがあるという見方もあります。