リバプールの監督に就任して8年半。停滞期が続いていたイングランドきっての名門を蘇らせたクロップが、今シーズンをもって辞任することを決断した 【写真:ロイター/アフロ】 1月26日、リバプールのユルゲン・クロップ監督が今季限りで退任することを発表した。このニュースは地元ファンだけでなく、世界中に大きな衝撃を与えた。南野拓実と遠藤航の取材を通じてドイツ人指揮官と直に接してきた筆者は、突然の辞意表明をどう受け止め、何を思ったか。 いつでも今にも泣き出しそうな曇り空に覆われて、もしもフットボールがなければ生きる楽しみが何もなくなってしまうような英国の冬。ところがその日の午前中は雲ひとつない晴天で、筆者はその空と同様、晴々とした気分でマンチェスター大学に通う22歳の娘と一緒に愉快な時間を過ごしていた。 その翌々日が長男の26回目の誕生日だった。そこでこうしたイベントが大好きな娘と一緒に近所のスーパー
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