現在、アップルとサムスンとの訴訟は10カ国、20数件以上に及んでいる。もはや泥沼化していると言っても過言ではない。 一般的にはこうした特許訴訟の場合、裁判所の判決を待つまでもなく和解するケースがほとんどだ。和解には2つの方法がある。1つは、特許権所有者が侵害した相手に実施を許可する代わりに、ライセンス料を得る契約を結ぶ方法。もう1つは、自社の特許の実施を許可する代わりに相手の別の特許の実施権を得るというクロスライセンスによる和解だ。 つまり最終的には、何らかの対価を得ることで特許の実施権を与えることが一般的な落としどころとなる。ところが対Androidに関する限り、アップルにはその発想がほとんどないようで、強硬な姿勢を保ち続けている。それが今回、ここまで訴訟が泥沼化した原因の1つである。 簡単な対策はデザイン変更のみ この状況を専門家はどう受け止めているのか。日本IBMや調査会社ガートナー
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