限りある人生のうちほとんどの人はその3分の1を眠りにあてる。それはいったいなぜなのか?この問いに対する新たなる答えが米ニューヨーク州ロチェスター大学医療センターのマイケン・ネーデルガード氏が率いる研究によって導き出された。 脳は使用することで老廃物がたまっていく。この老廃物を定期的に除去しないと不具合が生じる。その為寝ている間、脳内では日々たまった老廃物を除去する為の清掃作業が行われているというのだ。 眠りに入った後の脳は、施設の照明が消えた後に清掃員が廊下の掃除を始めるようなものだという。就寝後の脳内に起きる大きな変化により、老廃物が排出され、疾患を防いでいるという。 この画像を大きなサイズで見る 研究チームは、ネズミを使った実験で、脳細胞にたまった老廃物がどのようにして脳内血管を通じて循環系から肝臓へと排出されるのかを調べた。これらの老廃物には、蓄積するとアルツハイマー病の発症につなが