「チーム・バチスタの栄光」などで知られる人気作家、海堂尊氏のインターネット上の文章で名誉を傷つけられたとして、日本病理学会副理事長の深山正久東大教授が損害賠償を求めた訴訟の口頭弁論が15日、東京地裁(畠山稔裁判長)であり、双方が出廷、尋問が行われた。 遺体のCT(コンピューター断層撮影装置)画像を使う死後画像診断をテーマに扱った深山教授の研究を海堂氏がブログで批判。「他人の業績を横取りする行為」などと書いたことをめぐり、尋問で深山教授は「事実をゆがめられた形で書かれ、傷ついただけでなく被害は甚大だった」などと主張。 海堂氏は「(死後画像診断について海堂氏らが発足させた)Ai学会の方針を聞いてから(研究を)やるのが当然」などと述べた。 また、厚生労働省の研究交付金を受けた深山教授が同省と癒着していると書いたブログの文章について、深山教授の代理人弁護士が「根拠はあるのか」と質問すると、海堂氏は