全国のデパートの去年1年間の売り上げは、主力の衣料品の販売低迷が続いていることに加え、おととし好調だった外国人旅行者向けの売り上げも落ち込んだことから、前の年より3.2%減少し、36年ぶりに6兆円を割り込みました。 デパートの売り上げが6兆円を割り込むのは、昭和55年以来36年ぶりとなります。ピークだった平成3年の9兆7130億円と比べて40%近く減少したことになります。 売り上げが減少したのは、主力の衣料品の販売が専門店に客を奪われるなどして低迷が続いていること、さらにおととしは好調だった外国人旅行者向けの販売も、去年は高級腕時計など高額な商品から、化粧品など比較的価格の安い商品に移って、売り上げが落ち込んだためとしています。 日本百貨店協会は「今のデパートが、ほかの小売業と比べて競争に勝つことができるビジネスモデルを作ることができていないことが売り上げ減少の要因だと思う。デパート側が若