[オキナワ・子どもの今](1)<虐待> 被害深刻 受け入れ限界 保護児童の半数以上に 2010年1月15日 10時59分 社会情勢の厳しさは、子どもたちに影を落としています。親の病気や困窮、虐待などさまざまな要因で保護者が成長を支えられない子どもたちは、児童相談所の判断で、児童養護施設や里親の下で育ちます。しかし、いわば最後のとりでの児童相談所も、児童養護施設も、職員が足りないなどの課題を抱えているほか、対応が難しいケースも増えており、受け入れ態勢は限界に達しています。児童養護施設での子どもたちの姿と識者のインタビューから、成長を社会で支えるために何が必要かを考えます。(社会部・嘉数よしの) 本島内のある児童養護施設。さまざまな事情で家族と暮らせない子どもたちが生活している。3歳から18歳まで数十人いるうち、半数以上が虐待の被害者。食事や入浴などの世話をされていないネグレクト(養育放棄)や