今日の朝食はカレー。そんな読者も増えているのではないか。もともとは、メジャーリーガーのイチロー選手が試合の朝にカレーを食べていることが話題となり、「朝カレー」に注目が集まった。そこでハウス食品が昨年2月に発売したのが、朝食用のレトルトカレー、「めざめるカラダ 朝カレー」だ。朝食べるのにちょうどいい、茶碗1杯分のカレー。新しい朝食メニューとして、人気に火がつき、売り上げは10億円に迫る勢いだ。 レトルトカレーと言えば、主婦のランチメニューの代表格だ。だが、朝カレーのように食シーンや狙うターゲットを変えれば需要を大きく伸ばせる。 しかも、レトルトカレーに追い風が吹いている。ごはんに100円前後のカレーをかければ、満腹感を十分得られるため、長引く景気低迷の中、節約志向になった消費者からの支持が厚い。ハウス食品の調べによると2009年のレトルトカレーの市場規模は410億円。2006年には375億円
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