秋葉原連続殺傷事件の事件は、私はインターネットの速報や、新聞記事でしか知らない。だから、その概観すらつかめていない。ただ、私が衝撃を受けたのは、加害者が25歳であったことだ。おそらく私と同年生まれだ。 初めて、この衝撃を受けたのは、1997年である。酒鬼薔薇事件の加害者は同年生まれだった。次にこの衝撃を受けたのは、2000年だ。西鉄バスジャック事件*1の加害者は同年生まれだった。そして、今回で、三度目である。 これらの事件に共通しているのは、いわゆる「劇場型犯罪」にあてはまる点だ。社会に宣戦布告をし、注目を集めることを目的としている。もちろん、この三つの事件に関連性があるとは言えない。しかし、私は「コーホートであること」を毎回強く意識する。 人を殺すことで、やっと周囲に気づいてもらえる。そうでなければ、自分は存在しないのも同然だ。この存在証明に対する飢餓感は、いったいなんなのだ。 この事件