奈良の天理から桜井まで続く「山の辺の道」は、日本最古の道と言われておりまして、奈良の田園風景や、そこら中に散らばる古墳や史跡が人気のトレッキングコースでもあります。 近鉄電車の公式サイトにある、山の辺の道の解説によると……「山の辺の道」 奈良盆地の東には青垣なす山々が連なり、南端を秀麗な三輪山がしめくくっている。この山なみのほぼすそ伝いをうねくねと伸びているのが山の辺の道である。日本最古の道といわれ神話や伝説、数々の万葉ロマンがまつわる古代ドラマの舞台である。桜井~奈良間、全長約30kmの道のりであるが、中間の天理から南半分がおおよそ古代の道筋といわれる。道をとりまく環境は素晴しい。古社寺をはじめ、数多くの古墳群、ゆかしいたたずまいの集落や森、そして柿、みかん、桃、などの果樹園が美しいパッチワークのようにつながっている。大和に数ある古道のうちでも古代の香りがもっとも濃厚にただよう道である。