会社更生法手続き中の日本航空の株式が19日、東京証券取引所で最終売買日を迎え、最後に1円で約2762万株の取引が成立した。日航株は20日に上場廃止され、その後の100%減資で株券は無価値となる。電子化により、記念の株券を受け取れるわけではなく、文字通り紙くず以下の株を誰が何の目的の買っているのか、市場関係者も首をかしげている。 この日の取引では、これまでのマネーゲームで売り抜けられず、少しでも換金したいという投資家から1円で約2億4000万株の売り注文が出された。これに対し、1円での買い注文も、約2700万株あった。 売りが圧倒的に買いを上回っているため、終日取引は成立せず、最後に比例配分で、買い注文分の取引が成立。1円の値が付いた。 出来高は2762万株で、2762万円の代金が支払われた。 市場関係者は、買いの意図について、「信用取引による買い戻しなどはすでにほとんど消化されている。確実