北朝鮮の朝鮮人民軍は、韓国と経済協力事業を行っていた北朝鮮南東部の観光地区などに部隊を展開させると明らかにしたうえで、今後、南北の軍事境界線の近くでさまざまな軍事訓練を再開すると警告しました。 17日午前には、朝鮮人民軍の総参謀部が談話を発表し、韓国と経済協力事業を行っていた北朝鮮南西部のケソン工業団地と南東部クムガン(金剛)山の観光地区に部隊を展開させると明らかにしました。これらの地区はいずれも北朝鮮側にありますが、韓国企業の施設などがあります。 また、南北を隔てる軍事境界線の近くでさまざまな軍事訓練を再開させることも明らかにし、これらの措置を近く党に提起するとしています。 キム委員長の妹のキム・ヨジョン(金与正)氏は今月13日、談話で「次の行動の行使権を軍の総参謀部に渡そうと思う」と述べていて、総参謀部が具体的な計画を示した形です。 一方、北朝鮮の国営メディアは17日の報道で、韓国大統