1A子とは高校1年生の時同じクラスになり、仲良くなった。 本や音楽の趣味がとても似ていたからだ。 ただし、境遇はかなり違った。私の家は貧乏で塾や習い事にも行けなかったが、彼女の家は金持ちで、いろいろな習い事をしていたし、家に遊びに行くと見たこともないような綺麗なお菓子といい匂いの紅茶が出てきた。 それでも劣等感を感じずに友達でいれたのは、容姿に関しては私のほうが上、と思っていたからだと思う。 彼女は太っていて近藤春菜似。洋服のセンスもダサかった。(これは、10年経った今でも相変わらずである) 私はスタイルには自信があり(実は中学までは太っていたのだが、頑張ってダイエットした)、眞鍋かをり似と言われる。もちろん眞鍋かをりほど可愛くはないが。 古着をリメイクするのが趣味で、センスが良いと褒められることが多い。実際、大学時代には作った服をオークションに出すと高値で売れていたので、おせじではないと